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私が岸を離れる日 第一話:履き潰したこの靴で。
それは、ふっ とした瞬間の出来事。

まるで予期せぬ事態に陥った、焦りにまみれた人間のよう。



知らないうちに、一歩違う線を踏んでいたのかもしれない















「? ここ、どこよ」



今日は快晴。明日も快晴。

梅雨前線は、遥か遠くへ去っていった。

残るは緑の生い茂った 潮の匂いがする時期だと思っていたのに。



長くいい夢を見ていたにも拘らず


目覚めはほどなくして最悪と成り下がった。





「…こんな時期に桜?」




緑が一向に見えず 絶えず見えるのは 薄ピンク色の雲。


はたまたは、雨。




さわっ と風がひとつ 抜けた  その瞬間






「……、?」






一人の男が何かの魔力にとらわれて


ここへ誘導されてきたような足取りで現れた。






ここからでは少し 遠く、(しかし見覚えがあるのはなぜだろうか)






ピンク色の雨が フワリと激しくうなった。







「・・・あ」







男は風の音で気づいたのか、こちらへと顔を向ける。







左頬にある十字の傷が 異様に目がついた。









(だれ…?)





私は、なぜか気になった。


いつの間にか、この状況の厳しさを忘れていたに違いない。






そして男は、こういった。











「……巴…、?」












それは 後の私にとって 一番の厄介ごとになっていた。







*プチトリップ小説 しかも剣心だし。
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